徳島過食嘔吐に理解があるジム

増加している背景には、「太りたくない、やせたい」という体重への極端なこだわりや、「自分は太っている・醜い→自分には価値がない」という思いこみなどの心理的背景があります。また、とくに若い女性の場合は、SNSなどが普及して、自分の好きな人を定期的に見ることにより、他人と比べる癖がついてしまい、他人と自分を比較することで、「やせていることが美しい」という社会的価値観も影響している。

また、子どもの頃に両親の仲が悪かった、親や周囲の人間から体重や体型のことをみっともないと言われた、という経験も摂食障害のひきがねになります。

日本の摂食障害の患者数は20万人と言われており、年々増加傾向にあります。思春期から30代の女性を中心に見られる疾患で、ある女子大の調査では学生の約1割に認められた報告もあります。さらに男性でも発症することが知られています。特に神経性過食症に関しては、知られるのが恥ずかしいと感じて医療機関を受診しないケースが多く、潜在的にたくさん人が患っていると推測されています。

10代には拒食症、20代には過食症が多い

拒食症は10代で発症する人が多く、過食症は20代に多い傾向があります。両タイプとも90%が女性です。ただし、最近は男性の摂食障害も増えています。拒食と過食は正反対の症状に見えますが、拒食から過食へ、過食から拒食へと変わることもよくあります。

摂食障害はダイエットがきっかけ

と言われますが、それにとどまらず、ダイエットそのものに摂食障害を発症する作用があります。「体重や体型、そのコントロールへの過大評価（とらわれ）」が大きく関わっている。ダイエットきっかけで起こることが多いため、スポーツジムでは摂食障害について理解しておく必要があると考えます。